プロパンガス自由化の背景

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LPガス業界にはもともと縄張り制とよばれる風習があり、地域ごとにガス業者が決まって
いるので消費者がガス会社を選択するのではなく、地域ごとに○○地区に住んでるから
○○ガスという決められたものでした。

現在はガス切れが起こらないようにボンベを数本設置しているケースがほとんどですが、
以前は一本のガスボンベから直接ゴムホースでガスをひいていたので、
料理中のコンロの火が止まって初めてガス切れとわかるものでした。
そのためガス業者自体が近くにないと大変不便だったため、
地域ごとの○○ガスと決められていたわけです。

ただ競争が無い自由料金の業界だったため、原油価格の高騰に伴う値上げだけでなく、
ガス会社による不透明な値上げが横行した事と供給システムの技術の発達により、
それほど距離が近いガス業者でなくても困らないようになりました。

そこで国の指導のもと『LPガスの適正な取引や競争の促進』という狙いで
1997年4月『改正液石法の施行』という形で規制緩和が実施されました。

規制緩和の影響は?

前述の通り、LPガス業界は縄張り制が横行するような閉鎖的な業界でしたが、この液石法改正
実施により多くの新規事業者がLPガス業界に参入し、価格競争を行うようになりました。

企業間競争による料金の不透明化改善を期待されたわけですが、
まだまだ高い料金設定を行っているガス会社は多く存在するのも事実です。
また、「値上げを絶対にしない」「永久保証」などと謳う新規事業者の営業方法も問題視されています。

『規制緩和』『自由化』で私たち消費者に選択権は委ねられましたが、大事なことは、
私たち消費者自身の『目』です。同じガス会社なのに『昔からの長いお付き合い』より
『新しいお付き合い』が優遇される、今のガス業界。

これを機会に一度、いまのガス料金はどうなっているのか?ご自身で確かめてみませんか?
まずは、お気軽にご相談ください。 ※女性の担当者もおります。

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