都市ガスの歴史

都市ガスの歴史

世界最初のガス事業は1812年にロンドンの「ロンドン・アンド・ウェストミンスター・ガスライト・アンド・コークス社」によるガス灯への供給が始まりとされている。
日本では、1872年に 高島嘉右衛門が始めた横浜瓦斯会社(後の横浜市瓦斯局、現在東京ガス管内)による神奈川県庁へのガス灯への供給が始まりとされている。
これを手伝ったフランス人技師のアンリ・プレグラン(Henri Auguste Pélegrin, 1841-1882)を雇って、2年後に東京府ガス局(現・東京ガス)が発足。
ガスの歴史としては、
・中国で紀元前940年頃に竹製の導管ガスを輸送し、海水煮沸による塩作りに利用した。
・中東では礼拝用の灯火として使用していた。
・日本では越後国で1661年に囲炉裏用として竹製の導管で天然ガスを供給していた。
といった記録もあるが、いずれも都市ガス事業として行っていたのかは不明である。

※wikipediaより引用

都市ガスの日本での始まりは、1872年、横浜のガス灯への供給に始まり
2年後、東京の銀座にもガス灯が灯るようになりました。
現在のように料理などに使用され始めるのは、さらにその28年後あたりと言われています。
ガス灯としての役割は、電灯の普及によって減少していきました。

このように横浜から始まった都市ガスですが
2013年3月末現在、209の都市ガス事業者に増加し、全国で7種類の都市ガスが使われています。
昔のガス器具の歴史は、TOKYO GASの運営する「GAS MUSEUM がす資料館」に収蔵品として紹介されています。
入館料無料でガスの歴史など勉強できるので、お勧めスポットです。

ガス事業における制度改革の動き

平成7年改正
・ガス小売の部分自由化(大口供給:年間契約数量200万m3以上)
・原料費調整制度の導入

平成11年改正
・小売自由化範囲を100万m3以上まで拡大
・託送供給制度の法定化(大手都市ガス4社に託送供給約款の作成を義務付け)
・料金規制の見直し(規制部門の料金引き下げを認可制から届出制へ)

平成15年改正(平成16年4月施行)
・ガス導管事業の創設(公益特権の付与、幹線的なガス導管事業に対する投資インセンティブを確保)
・託送供給制度の充実・強化(託送義務をすべての一般ガス事業者及びガス導管事業者に拡大、託送供給部門の公平性・透明性の提供)
・小売自由化範囲を50万m3以上まで拡大

平成18年改正(平成19年4月施行)
・小売自由化範囲を10万m3以上まで拡大
・簡易な同時同量の導入
・一般ガス事業供給約款料金算定規則の改正(託送供給部門原価に「低圧導管原価」を追加)、託送供給約款料金算定規則の改正(低圧導管・中圧導管を区分した料金設定、減価償却費計算における使用実績に応じた償却費の算出)

※経済産業省 資源エネルギー庁HP参照

そして2017年4月、都市ガス自由化へ

2017年4月に『都市ガス小売自由化』が始まります。
業者間での競争による料金水準の低下や、サービス向上ガス自由化の狙いです。

→「都市ガス自由化の背景」については、こちら

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