トラブルのほとんどのケースが新築物件の配管についてのものです。
昔は新しい家が建つと住宅メーカーから紹介を受けたガス業者が配管の取り付けをします。ガス業者はお客さんに配管料金と設置料金を請求せずに表向きは無料と言う形をとりますが、実際はガス料金にしっかり上乗せして請求します。

設備投資費の回収は3年~5年で行われますが、回収後も単価を下げることなく請求がきます。無くては困るものなので、お客さん自身も夏場はこれぐらい冬場はこれぐらいと慣れてしまう為、設備投資費の回収が終わっても単価を下げる必要がないというわけです。

なのでトラブルになるほとんどが、設備投資費の回収が終わっていないガス業者を切り替えようとした為に起きたケースが多いというわけです。
ガス業界の不透明さが招いた業界独特のトラブルですが、今はほとんどのガス事業者が、配管料金や工事料金は明確に打ち出している為、このようなトラブルはほぼ発生していない状況です。

ガスは毎日使うものですから、高い料金設定のまま継続して使用しても損をしているだけなので、この機会に一度、比較検討してみる事をお薦めします。